『ソニック ワールドアドベンチャー』ディレクターブログ

第3回 ソニックの動きとカメラ その1

2008年12月18日

みなさんこんにちは!
『ソニック ワールドアドベンチャー』 ディレクターの橋本です。


今回は『ソニック ワールドアドベンチャー(SWA)』の特徴の中から

「ソニックの動きとカメラ」

について解説します。

初代ソニック一口に「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と言っても過去を振り返ると様々なスタイルのゲームが存在します。セガが90年代に出していたメガドライブ(海外名ジェネシス)というTVゲーム機で初代ソニックは誕生しましたが、初代ソニックは当時のハードの特性を生かして、画面の右方向に向かって走っていくスタイルのアクションゲームでした。ジャンルで言えば「サイドスクロール」タイプのゲームです。(以後2Dソニックと呼びます。)


ソニック アドベンチャーそしてTVゲーム機の性能も上がり、セガのドリームキャストというTVゲーム機で登場した『ソニック アドベンチャー』で始めてソニックは3次元(3D)空間を奥に手前に右に左に自由に移動するタイプのゲームになります。以後はこの3Dタイプのソニック(3Dソニック)が主流なのですが、任天堂Wiiで発売された『ソニックと秘密のリング』というゲームでは3D空間内にレールのような「パス」が設定されて、そのパスの上をソニックが走行するというスタイルでした。

他にも上空斜め上から見下ろしたスタイルのゲームなど、ソニックにもいろいろなスタイルがあるのです。


私が今回SWAの基本コンセプトを考える際に重視したのがこの「ソニックの動きとカメラのスタイル」でした。このスタイルをどう設計するかが、ソニック・ザ・ヘッジホッグの超音速アクションゲームとしての特性を伸ばせるか伸ばせないかの大きな分岐点になると考えていました。
アナログスティックを右に倒したらソニックが画面の中をどこに向かって動き出すのか、カメラはどうそれを追いかけていくのか、そういうルールでゲーム内容がガラリと変わるのです。


そして私は、このSWAで
「3Dソニックの最高峰を目指すべく、
 『ソニックの動きとカメラのスタイル』の
 ひとつの答えを導き出そう。」

というつもりでいました。


では、どうやって「3Dソニック決定版」をつくるのか。
私はいくつかの考察をしました。(つづく)


 
 
 

★★★ お知らせ ★★★
 
さて、本日は『ソニック ワールドアドベンチャー Wii版』の発売日です!
Wiiのヌンチャクとリモコンの特徴を生かしたアクションゲームになっていますので
是非遊んでみてくださいね!


そして、Wii版の発売である本日、新しいブログが開始されました!
SWAの開発女子スタッフによる「ハミだしブログ」と言います。
私の「ディレクターブログ」が比較的カッチリした内容をお届けするのに対し、
「ハミダシブログ」はゆるゆるとした内容で進行していきますので、
どちらも楽しんでください!
なんでもプレゼント企画もあるらしいですから要チェックですよ!
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